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2012/5/9

ポーランド

ポーランド、欧州の白物家電生産拠点に

この記事の要約

ポーランドに白物家電の生産拠点を置く欧州企業が増えている。欧州家電工業連盟(CECED)のデータによると、現在、欧州23カ国の26企業がポーランドに生産拠点を置き、洗濯機、乾燥機、食器洗浄機などの家電製品を年約1,500 […]

ポーランドに白物家電の生産拠点を置く欧州企業が増えている。欧州家電工業連盟(CECED)のデータによると、現在、欧州23カ国の26企業がポーランドに生産拠点を置き、洗濯機、乾燥機、食器洗浄機などの家電製品を年約1,500万台生産している。製品の80%が国外に出荷されているという。

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ポーランドのニュースサイト『Polentoday.de』は、欧州の家電メーカーで構成する欧州家電工業連盟(CECED)がネットワーク家電製品の国際標準化を推進していることが背景にあると見ている。独BSHボッシュ・シーメンス、伊インデシット、スウェーデンのエレクトロラックスなどの家電大手はすでに生産の大部分を東欧諸国に移管しているが、その中心はポーランドとなっている。

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CECEDポーランド支部のヴォイチェフ・コネッキー事務局長は、ポーランドが家電メーカーを引き付ける理由として、効率的なマネージメントができることと質の高い労働力を挙げている。賃金が安いことがもはや進出の理由ではないとしている。

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