ハンガリー中央統計局（KSH）が2日発表した3月の鉱工業生産者物価指数（PPI）は前月比で0.2％上昇した。コークス・石油精製品（4.1％増）、化学品・同加工製品（2.6％増）、医薬品（2．3％増）の価格上昇が目立った半面、電力、ガスなどのエネルギー製品（1.8％減）、機械・装置（1.7％減）、コンピュータ・電子・光学機器（1.0％減）は値下がりした。国内市場向け価格は1.1％上昇した。
\PPIは前年同月比で6.4％上昇し、昨年9月に4.1％の上昇に転じて以降、引き続き高い上昇率を示している。特にコークス・石油精製品が31.1％、化学品・加工製品が12.0％、コンピュータ・電子・光学機器が8.6％と大幅に値上がりした。エネルギー価格も6.1％上昇した。国内市場向け価格は8.3％増。
\一方、輸出向け価格はフォリント建てで前月を0.3％、前年同月を5.8％それぞれ上回った。フォリントは2月に比べ対ユーロで0.5％、対米ドルで6％下落。1年前に比べると対ユーロで7.9％、対米ドルで14.9％と大幅下落している。
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