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2012/5/23

ロシア

モスクワ~サンクト・ペテルブルグ間の高速鉄道事業は35億ドル

この記事の要約

ロシアのモスクワ~サンクト・ペテルブルグ間を結ぶ高速鉄道プロジェクトのコストが35億ドルに上ることが明らかになった。同プロジェクトのワーキング・グループが作成した計画書は、すでに財務省と経済開発省から認可を受けている。ロ […]

ロシアのモスクワ~サンクト・ペテルブルグ間を結ぶ高速鉄道プロジェクトのコストが35億ドルに上ることが明らかになった。同プロジェクトのワーキング・グループが作成した計画書は、すでに財務省と経済開発省から認可を受けている。ロシア国鉄の子会社ハイスピード・レイルラインズのデニス・ムラトフ最高責任者(CEO)がニュースサイト『Gazeta.ru』の中で明らかにした。

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ワーキング・グループの計画によると、同プロジェクトには連邦政府と民間企業がそれぞれ70%、30%を投資する。ただし、最終決定には内閣府と運輸省の認可が必要となる。

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計画中のモスクワ~サンクト・ペテルブルグは全長660キロメートル。最高時速400キロメートルの高速列車を走らせ、2時間半で結ぶ。2013年に着工し、2018年の運転を目指している。現在、同区間を走行する高速列車(独シーメンス社製の「サプサン」)では4時間半かかっている。

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ロシア政府は今回の高速列車プロジェクトのほか鉄道網の整備を最重要課題の一つに掲げている。プーチン大統領は首相当時の今年4月、今後10年間に鉄道網の整備に5兆ルーブル(1,610億ドル)を投資すると発言していた。

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