スロバキア・ビジネス協会(PAS)が7日発表したアンケート調査の結果によると、政府が先ごろ可決した増税施策の影響でスロバキア企業のコストが平均7.8%増える。現地通信社のTASRが8日報じた。
\今回の調査は、PASが国内大手企業125社を対象に実施したもの。それによると、企業はコスト増に対応するため、人員を最大4.9%、投資を25.4%それぞれカットしなければならないとし、「政府の増税政策は、スロバキア企業の国際競争力を低下させる」と結論づけている。
\なかでも、回答企業の半数が法人税率の引き上げに反対している。また、高額所得者に対する税率引き上げと銀行税の導入にそれぞれ企業の49%、40%が懸念を示している。
\PASはプレスリリースで、「(政府に)税率引き上げではなく、無駄な公共投資の削減や課税の平等化、税徴収の効率化、脱税取り締まりの強化などで財政健全化を図るよう」求めている。
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