後発医薬品大手の独シュターダが東欧事業を強化する。重点を置くのはロシアで、2015年までに同国を同社最大の市場とする意向だ。ハルトムート・レッツラフ社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。
\シュターダの最大市場は現在ドイツで、売上に占める比率は28%に上る。ロシアは同16%(2億8,000万ユーロ)で2位につける。ドイツ市場が頭打ちとなっているのに対し、ロシアは今後、毎年2ケタ台の成長が見込まれており、同国売上がドイツ売上を抜くのは時間の問題という。
\東欧事業の強化に向けては先ごろ独グリューネンタルから買収した鎮痛剤を中心とする医薬品を積極的に活用する。また、利益率の高い一般医薬品の受容度が高いため、同社はこの分野でも攻勢をかける。
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