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2012/6/20

ハンガリー

EMS大手、フィリップス製品の量産開始

この記事の要約

ハンガリーの電子機器受託製造サービス(EMS)大手ビデオトンはこのほど、オランダの電機大手フィリップスから受注した新製品の量産を開始した。独経済紙『ナッハリヒテン・フュア・アウセンヴィルトシャフト』が15日報じた。\ ハ […]

ハンガリーの電子機器受託製造サービス(EMS)大手ビデオトンはこのほど、オランダの電機大手フィリップスから受注した新製品の量産を開始した。独経済紙『ナッハリヒテン・フュア・アウセンヴィルトシャフト』が15日報じた。

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ハンガリー南部のカポシュワールにある工場で床洗浄機と料理用ミキサーの付属器具を生産する。床洗浄機はフィリップスが開発し、ビデオトンが量産の準備をしてきた。新製品の生産で約40人の職場を確保したという。すでに欧州諸国やロシアに出荷を開始している。

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両社は1998年から戦略提携している。現在、カポシュワール工場では床洗浄機とミキサーのほか6製品を生産しており、年内に生産品目はさらに拡大する予定。ビデオトンはハンガリーのカポシュワール工場と電池を生産するマルカリ工場で約1,200人を雇用している。昨年の売上高は180億フォリント(約6,090万ユーロ)だった。

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ビデオトンは電気製品のEMSを中核事業とする一方、製品のデザインから生産までを行うODM事業も手掛けている。ビデオトンは国内に9工場、ブルガリアのストラ・ザゴラとウクライナのムカチェヴォに生産拠点を持つ。グループ全体の従業員数は7,600人、昨年の売上高は1,000億フォリントだった。

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