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2012/8/1

チェコ・スロバキア

チェコ・スロバキアの投資会社、ポーランド医療部門に投資

この記事の要約

チェコとスロバキアの投資会社ペンタ・インベストメンツがポーランドの医療サービス部門に最大1億ユーロの投資を計画している。10年以上の長期的な投資を予定する。国民健康基金(NFZ)から得る医療報酬が年間4,000万ズロチ( […]

チェコとスロバキアの投資会社ペンタ・インベストメンツがポーランドの医療サービス部門に最大1億ユーロの投資を計画している。10年以上の長期的な投資を予定する。国民健康基金(NFZ)から得る医療報酬が年間4,000万ズロチ(910万ユーロ)以上の病院がターゲットだ。複数の拠点を持ち、合計で報酬がこの水準を超える医療機関も対象となる。

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メディア報道によるとペンタの保健サービス部門投資残高は4億ユーロに上り、運用資産の3割強を占める。医療部門ではチェコ、スロバキア、ポーランドで検査サービス事業を展開するアルファ・メディカル、チェコの診療所チェーンであるメディ・クリニック、介護サービスのプロ・ケア、薬局チェーンのドクター・マックス、スロバキアの民間健康保険会社ドヴェラなどに出資している。スロバキアで地方病院10軒を経営するスヴェト・ズドラヴィア(Svet Zdravia)の買収では現在、競争当局の承認を待っている段階だ。

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ペンタの資産は昨年末時点で47億ユーロに上った。昨年の売上高は17億ユーロ、連結利益は1億2,700万ユーロ。自己資本は10億7,000万ユーロだった。

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