ポーランドのビジネスサービス業界団体であるABSL(The Association of Business Service Leaders)は、ルーマニアに支部を設立する。ABSLは将来的に中東欧全域をカバーするビジネスサービスの業界団体となることを目指しており、ルーマニア進出はその第一歩だと説明している。
\ABSLのルーマニア支部代表を務めるヴァイグル(Weigl)氏は、「ABSLはポーランドのサービスセクターの発展に多大な貢献をし、強固な地位を築いた。今後は他の中東欧諸国に進出したいと考えている。ルーマニアは多くの投資のチャンスを提供しており、私たちは同国を魅力的なアウトソーシング先として売り込んでいきたい」と語った。
\ルーマニアは不動産総合サービス大手ジョーンズラングラサールが発表した2011年のアウトソーシング先ランキングで9位にランクイン。2008年から12年までにシェアードサービスセンター、ビジネスプロセスアウトソーシング、研究開発の分野で40件の新規プロジェクトが実施され、1万1,000人を超える雇用が創出された。
\ABSLは2009年に設立され、メンバーにはヒューレットパッカード、キャップジェミニ、IBM、インフォシス、トムソンロイターズ、UBSなどの大手企業が名を連ねる。
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