独ベアリング大手のシェフラーは18日、ロシアのウリヤノフスクに工場を建設する計画を発表した。現地顧客への部品供給を円滑にするとともに、成長市場であるロシアでの事業拡大を見込んでいる。2013年初めに着工し、2014年初めにも生産を開始する予定。
\新工場はシェフラーにとってロシア初の工場となる。投資規模は約20億ルーブル(約4,930万ユーロ)で、今後5年間で450人の雇用を見込んでいる。新工場では自動車向けだけでなく産業向けの製品も生産する。
\ロシアでは2018年のサッカーワールドカップ(W杯)など大きなスポーツイベントの準備が進められており、インフラの近代化や拡張向けの車両需要が旺盛という。このような背景から、新工場では、現地および国外自動車メーカーのほか、鉄道産業向けの部品も生産する。
\ウリヤノフスクはモスクワから東に約900キロメートルに位置するヴォルガ川沿いの都市。ウリヤノフスク州の州都で、人口は約70万人。
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