チェコ統計局(CSU)が8日発表した2月の同国工業生産高は、名目ベースで前年同月から5.7%縮小し、下げ幅は予測を0.7ポイント上回った。季節調整値では前年同月比で1.6%減、前月比では1.6%増加した。新規受注額は前年同月比で10.2%縮小した。
\実質ベースの工業生産高は前年同月比で6.1%後退。直接輸出高は2.9%、国内売上高(商社による輸出を含む)は9.3%、それぞれ減少した。
\工業生産統計の足を引っ張ったのは、自動車製造業(-10.4%)、電力・ガス・暖房(-9.7%)、金属製造業(-12.2%)だった。一方でプラスに貢献したのは、「その他の輸送機器」(+0.3%)、「その他の製造業」(+12%)、家具を除く木材加工・わら材加工業(+9.9%)だった。
\新規受注高は前年同月比で10.2%減少した。国外受注は9.2%、国内受注は12%、それぞれ縮小した。業界別では自動車製造業(-15.2%)、コンピューター、電子・光学製品(-12.8%)、金属製造業(-11.8%)の後退が目立った。
\社員50人以上の企業の平均雇用数は前年同月比で1.4%減少した。名目賃金(月額)は0.1%減の2万4,629コルナだった。(1CZK=5.04JPY)
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