ポーランド西部のポズナン市はこのほど、シタ・ポルスカ・エネルギアとゴミ焼却発電施設の合同建設プロジェクトに調印した。シタは仏エネルギー大手スエズ・エンバイロンメントと欧州のエネルギー・インフラプロジェクトを支援するマルグリットファンドの合弁会社。投資額は7億2,500万ズロチ(約1億7,500万ユーロ)で、官民提携(PPP)プロジェクトとしては国内最大規模となる。
\シタは年間処理能力21万トンのゴミ焼却施設の設計、資金調達、建設のほか、25年間契約で施設の運営を任される。2016年後半に稼働を開始する予定で、廃棄物焼却による発電と排熱利用を行い、地元電力会社ダルキア・ポズナンにこれを売る計画だ。
\プロジェクトには国内銀行最大手のPKO、ペカオ銀行、BGKも融資する。また、ポズナン市当局がEUに助成金8,500万ユーロを申請済みだ。日立造船の欧州子会社、日立造船イノバが機器・技術サービスを、独建設大手ホッホティーフが建設工事を受注した。
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