ロシアの非鉄最大手ノリリスク・ニッケルが12日発表した2012年通期決算の最終利益は前期比41%減の21億4,300億ドルに落ち込んだ。市場の低迷、それに伴うニッケル価格の下落が響いたうえ、営業コストが増加して収益を圧迫した。売上高は15%減の121億ドル。本業のもうけを示す営業利益(Ebitdaベース)は32%減。営業利益率は10ポイント減の41%に悪化した。
\ノリリスク・ニッケルが採掘量世界一を誇るニッケル(市場シェア18%)の価格は昨年、前年比23%減の1トン当たり1万7,719ドルまで下落した。同様に、パラジウム(市場シェア41%)や銅、プラチナなどの価格も軒並み同10~13%減に下落した。
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