欧州復興開発銀行(EBRD)は9日、カザフスタン南部シムケントの下水処理場近代化プロジェクトに対する追加融資を決定したと発表した。
\シムケントの民間水道会社Vodnye Resursy Marketingに対し、1,030万ユーロを融資する。これまでに融資した1,360万ユーロと合わせ、同社に対する融資総額は2,390万ユーロとなる。人口63万人のシムケントでは、多くの家庭が下水道に接続していない。追加融資によって新たに3,500軒の一般家庭が下水道に接続されるようになる。
\EBRDのヘックマン理事(カザフスタン担当)は、「このプロジェクトはEBRDの地域発展と環境に対するコミットメントを示すものだ」とコメントを発表した。EBRDがVodnye Resursy Marketingに2009年から融資を行なっており、下水処理場の改修やバイオガスプラントの建設などを支援している。
\EBRDは現在までにカザフスタンに47億ユーロを投資している。
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