オーストリアの小売大手スパーがハンガリー事業を強化する。今年は4,000万ユーロを投じて、ブダペストに近いビチケにある精肉所を拡大するほか、店舗の新設・改修を実施する。
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スパーはハンガリーで唯一、自前の精肉所を運営する。2004年の開所以来、段階的に規模を拡大してきた。昨年の処理数は牛2,000頭、豚30万頭に上り、ハウスブランドの肉加工品7,000トン、生肉800万パックを生産した。
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昨年は新しい店舗戦略を発表し、フランチャイズによる店舗網拡大を開始した。今年も同戦略を推進する予定だ。
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昨年のハンガリー総売上高は前年比8.1%増の4,215億フォリント(14億3,000万ユーロ)に上った。5店を新規開店し、店舗網を391店に強化した。
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2010年に3年の時限措置として導入された小売業界向けの特別税で、同社の税負担は年間2,500万ユーロに上った。今年は負担が軽減され、業績が改善すると見込んでいる。
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