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2013/5/29

ロシア

医療機器のアークレイ、ロシア工場が稼働

この記事の要約

医療機器メーカーのアークレイ(京都)は28日、ロシアでグループ7番目の工場を稼働すると発表した。世界5位の糖尿病患者を抱え、その数が増えつつあるロシアで関連機器の需要が高まると判断。現地に生産拠点を構えることで迅速な供給 […]

医療機器メーカーのアークレイ(京都)は28日、ロシアでグループ7番目の工場を稼働すると発表した。世界5位の糖尿病患者を抱え、その数が増えつつあるロシアで関連機器の需要が高まると判断。現地に生産拠点を構えることで迅速な供給体制を整える。

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新工場はモスクワ州ドゥブナ市に位置し、糖尿病患者向けの血糖自己測定機などを生産する。

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国際糖尿病連合(IDF)の推定によると、ロシアの糖尿病患者数は昨年1,269万人に上り、欧州最多となった。2030年までに1,411万人に増加する見通しだ。日本は2012年の711万人から30年には1,015万人に、世界では3億7,133万人から5億5,187万人に増加すると予測されている。

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アークレイは臨床検査用機器などの開発・製造・販売を手がける。滋賀県の本社工場のほか、中国、米国、英国に生産拠点を持つ。2012年11月現在の従業員数は1,570人。

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