ポーランド中央統計局が15日発表した6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比0.2%となり、前月実績の0.5%、市場予想の0.3%をいずれも下回った。
\インフレ率は、中央銀行のポーランド国立銀行(NBP)が目標水準とする1.5~3.5%を大きく下回る状況が続いている。NBPはこれを受けて今月初旬に政策金利を2.75%から2.50%に引き下げたが、今後はインフレ率が再び上昇に転じる可能性が高いとして、昨年11月以来の金融緩和措置に終止符を打ち、これ以上の利下げは当面行わない意向を示している。
\