ロシア連邦統計局(ロスタット)は15日、6月の鉱工業生産が前年同月比0.1%増加したと発表した。前月のマイナス1.4%からプラスに転じたものの、市場予想の0.5%増には届かなかった。
\部門別では製造業が前年同月比で1.2%減となった一方、鉱業が3.1%増加した。公益(電気・ガス・水道)は0.8%減少した。欧州の景気後退で輸出の6割以上を占める石油・ガス輸出が鈍化していることや内需の低迷、設備投資ペースの減速などが鉱工業生産に響いている。
\経済発展貿易省は今後の見通しについて、景気後退は免れるとしながらもリスクは依然として存在すると指摘。鉱工業生産は13年に前年の2.6%から2.0%に減速し、14年には3.4%増に回復するとの見解を示している。
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