欧州統計局(ユーロスタット)が7月31日発表した6月の欧州連合(EU)失業率(季節調整済み)は10.9%と前年同月比で0.4ポイント増加した。前月比では0.1ポイント改善した。ユーロ圏17カ国では12.1%で、前年同月から1.3ポイント悪化した。前月比では増減がなかった。
\中東欧11カ国では、6カ国で上昇、5カ国で低下した。改善幅が最も大きかったのはラトビアで3ポイント減の12.5%に低下した(第1四半期のデータ)。エストニアも2.1ポイント減の8%へ(5月のデータ)、リトアニアも1.5ポイント減の11.7%へ改善した。
\一方で、上昇が著しかったのはスロベニアで2.4ポイント増の11.2%。新加盟のクロアチアも1.4ポイント増の16.5%に悪化した。
\国別の失業率では、クロアチアが最も高かった。これにスロバキア(14.5%)、ブルガリア(12.6%)、ラトビア、リトアニア、スロベニアと続いた。
\最も低かったのはチェコの6.8%。ルーマニア(7.6%)、エストニア、ハンガリー(5月:10.4%)、ポーランド(10.6%)もEU平均を下回った。
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