ハンガリーで1日から金融取引や電話料金などに課す税金が引き上げられた。政府が財政再建の一環として実施するもので、1,000億フォリントの税収増が見込まれている。
\金融取引税は、ATMや銀行窓口からの現金引き出しが0.3%から0.6%に、銀行送金が0.2%から0.3%にそれぞれ引き上げられ、前者については課税上限額(6,000フォリント)の設定が撤廃された。通信サービス税は音声通話、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージングサービス (MMS)の税額がそれぞれ2フォリントから3フォリントに、石油会社が支払う鉱区使用料が12%から16%にそれぞれ引き上げられた。
\利子所得については16%の所得税に6%の健康保険料が上乗せされ、税率は22%となった。ただし、国債からの利子所得は増税の対象外となる。(1HUF=0.44JPY)
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