トルコ物流大手のEkolロジスティクス(以下、Ekol)は19日、蘭同業KLGヨーロッパ(以下、KLG)のトルコ支店を8月1日付けで吸収合併したと発表した。KLGとの協力により、トルコ~オランダ間の輸送を改善し欧州事業を強化する。KLGにとってもEkolの輸送インフラを活用し、トルコや中東向けのサービスを強化できる利点がある。
\Ekolはトラックのほか貨物列車も保有しており、さまざまな輸送手段を組み合わせた複合一貫輸送(インターモーダル輸送)を提供できる強みがある。欧州ではイタリア(トリステ)~ドイツ(マンハイム、ケルン)間やチェコのオストラバ向けのインターモーダル輸送を実施している。今後はKLGとの協力により、トルコ~オランダ間の輸送をより迅速かつ円滑化する。
\一方、KLGでは、トルコや中東向けの輸送需要が増えているという。イスタンブール支店がEkolに統合されたことにより、今後はEkolがトルコなどに構築した輸送網を通してより多くの需要に対応できるようになる。
\Ekolは欧州に約1,000人、トルコに約4,000人の従業員を持つ。
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