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2013/9/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

フォード、10月にルーマニア工場の生産を一時停止

この記事の要約

米フォード・モーターは20日、ルーマニア南西部クライオバ工場の操業を10月中に13日間停止すると発表した。欧州での需要が低迷しているため。同工場は今月も1週間操業を停止している。\ フォードは2007年にルーマニア政府か […]

米フォード・モーターは20日、ルーマニア南西部クライオバ工場の操業を10月中に13日間停止すると発表した。欧州での需要が低迷しているため。同工場は今月も1週間操業を停止している。

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フォードは2007年にルーマニア政府から南西部クライオバの自動車組み立て工場を買収。昨年から小型MPV(多目的車)「B-Max」のほか、中国市場向けにエンジンを生産している。1日の生産量は自動車が370台、エンジンが1,000基となっている。生産停止によって全従業員4,000人のうち2,500人が影響を受け、生産停止期間は賃金の80%が支払われる。

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フォード・ルーマニアの広報担当者は、「生産停止は一時的な措置であり、欧州の自動車販売が徐々に回復に向かい始めると確信している」と述べたうえで、状況によっては11月と12月にも生産調整を実施する考えを明らかにした。

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フォードは7月、欧州での今年の損失が昨年と同水準の18億ドルという見通しを示し、前回予想の20億ドルの損失から上方修正した。 同社は先ごろ英国で2工場を閉鎖し、ベルギーのヘンク工場を来年末までに閉鎖する計画だ。

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