ロシアのウリュカエフ経済発展相は9月28日、8月の経済成長率が前年同月比で1.6%となり、7月の1.8%から減速したと発表した。季節調整値ベースでは前月比と同じ水準にとどまった。1-8月期では前年同期比で1.5%増加した。
\ウリュカエフ経済発展相は、8月の経済情勢が7月よりも悪かったとし、今後についても「目に見える改善の兆しはない」と停滞が続く見通しを示した。
\また、来年は経済が頭打ちになる影響で失業率が現在の5%強から6%へ悪化するとの予測を発表。インフレ率の低下も期待できないとし、雇用情勢の悪化に対する備えを呼びかけた。
\国際通貨基金(IMF)はすでに24日、ロシア経済成長予測を今年1.5%、来年3%へ下方修正した。下方修正は今年に入って3回目。修正幅の合計は今年について2.2ポイント、来年についても0.8ポイントに上っている。
\