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2013/12/11

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコで吊り橋の補修工事を受注

この記事の要約

建設・エンジニアリング大手IHI(本社:東京都江東区)は4日、橋梁・水門建設部門(IHIインフラシステム)がトルコ・ボスポラス海峡を横断する吊り橋2本の補修工事を受注したと発表した。現地建設大手マクヨルと共同で獲得したも […]

建設・エンジニアリング大手IHI(本社:東京都江東区)は4日、橋梁・水門建設部門(IHIインフラシステム)がトルコ・ボスポラス海峡を横断する吊り橋2本の補修工事を受注したと発表した。現地建設大手マクヨルと共同で獲得したもので、契約金額は約2億4,700万リラ(125億円)に上る。まもなく着工し、2015年半ばに完成する予定だ。

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IHIによると、受注したのは第一・第二ボスポラス橋の改修工事。IHIは第一ボスポラス橋のハンガーケーブルの架け替えや、両方の橋の除湿装置設置などを担当する。

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第一ボスポラス橋は、同海峡を横断する最初の橋として建設された。全長1.5キロメートルで1973年の開通から40年を経ている。

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第二ボスポラス橋(ファーティフ・スルタン・メフメト橋)は日本の円借款により設置された。IHIの前身である石川島播磨重工や三菱重工などが工事に携わり、1988年に開通した。

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両橋はイスタンブールの欧州側とアジア側を結ぶ主要幹線で、IHIによれば毎日40万台強の自動車が利用している。

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IHIは過去にイスタンブールの新旧ゴールデンホーン橋の建設などで実績を積んできた。現在、イズミット湾横断橋の架橋工事を進めている。

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