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2013/12/18

ポーランド

ポーランド広告市場、13年は5.6%縮小の見込み

この記事の要約

ポーランドの広告市場に好転の兆しが見えてきた。国際広告代理店大手のゼニス・オプティメディアが発表した業界動向によると、2013年の売上高(税抜き)は前年比5.6%減の33億7,000万ズロチとなり、前年の水準を割り込むも […]

ポーランドの広告市場に好転の兆しが見えてきた。国際広告代理店大手のゼニス・オプティメディアが発表した業界動向によると、2013年の売上高(税抜き)は前年比5.6%減の33億7,000万ズロチとなり、前年の水準を割り込むものの、景気回復が順調なことや広告業界の景況感が上向いていることを追い風に、14年には1.2%の増加に転じると予測している。

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媒体別にみると、インターネットの普及に伴いオンライン広告が大きく伸びており、13年は7.3%増、14年は12.2%増の成長となる。一方、新聞・雑誌などの印刷媒体ではデジタル化が進行していることを背景に、新聞広告は今年25.2%減、来年16.1%減と、大幅減少にブレーキがかからず、雑誌広告も今年21%減、来年14.9%減と非常に厳しい見通しだ。

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テレビ広告は今年5.1%減から来年1.1%増、ラジオ広告も4.4%減から1.3%増に好転し、映画館広告は今年、来年ともに1.8%増と小幅ながら安定した収入を確保する見込み。

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(1PLN=33.76JPY)

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