欧州復興開発銀行(EBRD)は2月26日、ロシアのパイプラインバルブメーカー、オイルアンドガス・カンパニーのプラント近代化などを支援するため、最大で1億2,300万ユーロを融資すると発表した。
融資は、7,300万ユーロを限度とするEBRDの自己勘定融資(Aローン)と5,000ユーロを限度とするノルデアバンクによる協調融資(Bローン)で構成される。
オイルアンドガス・カンパニーは融資された資金でスホドル近郊にある熱間プレス工場を完成させ、アレクシン工場に隣接した鋳造所の近代化を実施する。同社は、熱間プレス工場の完成によってパイプラインバルブ用ケーシングの安定供給が可能になり、エネルギー産業や化学産業などで拡大する大型プレス加工パーツの需要に対応できるようになると説明している。
オイルアンドガス・カンパニーのマッケンジー監査役会会長は、「プラント近代化へのEBRDの支援に感謝している。今後もEBRDとの協力関係に期待している」と述べた。