ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)は3月24日、主要政策金利の2週間物預金金利を0.15ポイント引き下げ、1.95%に設定した。利下げは昨年7月以来8カ月ぶり。デフレ懸念の高まりで、15年末まで金利を維持するという既定方針の修正を迫られた。
翌日物貸出金利(上限金利)と翌日物借入金利(下限金利)も2.95%、0.95%と各0.15ポイント引き下げられた。
インフレ率は1月に前年同月比マイナス1.4%の過去最低値を記録した。2月もマイナス1%と、依然としてデフレ傾向が続いている。
中銀はまた、24日に今年のインフレ見通しを従来の0.9%から0%、来年についても2.9%から2.6%に下方修正した。一方で経済成長見通しは、今年3.2%、来年2.5%に引き上げた。