チェコ統計局(CSU)は10日、2月の鉱工業生産高(速報値)が前年同月比で4.5%拡大したと発表した。増加幅が予想を上回り、経済成長が加速している様子がうかがわれる。工業生産の増加は3カ月連続。1月の確定値は2.8%に上方修正された。
製造業が4.8%拡大した一方で、鉱業は9.5%縮小した。新規受注高の上昇率は1月の3.4%を大きく上回る10%を記録した。
製造業を分野別にみると、主要産業の自動車が6.9%増加して全体をけん引した。電気・ガス・スチーム・空調(6.5%増)、電機(8.3%増)も大きく伸びた。
一方で医薬品(5.9%減)、コンピューター、電子・光学機器(2.1%減)は縮小が目立った。
2月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比2%増の2万5,840コルナだった。(1CZK=4.64JPY)