独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)のスロバキア子会社VW SKは14日、首都ブラチスラバの車体工場の拡張工事に着工した。ポルシェ「カイエン」の車体製造に向けたもので、年内に基礎工事を終え、2017年から生産を開始する。投資規模は約5億ユーロ。新工場の建屋面積は3万5,700平方メートルで、200人の新規雇用を見込む。
ブラチスラバ工場では昨年、カイエンに加え大型SUV「トゥアレグ」の車体の生産を開始した。今後はプラグインハイブリッド(PHV)モデルのアウディ「Q7 e-tron」のほか、VW傘下の高級ブランド、ベントレーの最新SUVの車体生産が開始される予定だ。