米フォード・モーターは先ごろ、ロシアの合弁会社フォード・ソレルスが、サンクトペテルブルク近郊のフセヴォロシスク工場で新型「モンデオ」の生産を開始したと発表した。
新型モンデオはロシアの厳しい冬の気候にも対応できるよう、フロントガラスの霜取り装置やシートヒーター、ステアリングヒーターを装備している。また、道路事情を考慮してロードクリアランスを12ミリアップしたほか、モンデオの優れたビークルダイナミクスが維持できるよう、サスペンション性能やブレーキ効率に特に配慮した。
フセヴォロシスク工場は2002年に生産を開始した。年産能力は16万台で、モンデオのほか「フォーカス」を生産している。フォード・ソレルスはタタルスタン共和国ナーベレジヌイェ・チェルヌイ工場で「フィエスタ」の生産を開始する予定のほか、タタルスタン共和国エラブガでは新設されたエンジン工場が稼働を開始する。