ハンガリー中央統計局(KSH)が8月28日発表した2015年5-7月期の失業率は6.8%となり、前年同期から1.2ポイント低下した。15~64歳の就業者数は過去23年で最高の422万4,000人に増加した。4-6月期比では0.1ポイント、3-5月期比では0.3ポイント改善した。
男女別にみると男性が前年同期比1.4ポイント減の6.5%、女性は1.1ポイント減の7.1%だった。15~24歳の若年失業率は4.1ポイント減の17.7%に改善した。
現地タカレクバンクのアナリスト、オスライ氏は、好景気と政府の積極雇用政策が失業率の低下につながったとみる。今後も改善が継続して9-12月期には6%近くまで下がり、2015年通期では前期比0.9ポイント減の6.8%に低下すると予測する。
一方で墺エルステ銀行のバルチェル氏は、年末までに6.5~6.6%へ低下し、通期では7%となるとみている。