ハンガリー中央統計局(KSH)が先ごろ発表した10月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比12.7%増となり、上げ幅は9月の7.8%から4.9ポイント拡大した。前月比(稼働日、季節調整済み)では1.7%の増加。1-10月期は前年同期比で7.1%増加した。
分野別では製造業が10.5%、エネルギーが11.3%それぞれ増加した一方、鉱山・採石業は38%の大幅減となった。
製造業では13部門のうち11部門で伸びた。同業生産高の3割を占める輸送機器(自動車含む)が27%増だったほか、ゴム・プラスチック・非金属鉱物が12.8%増、コンピュータ・電子・光学機器が12.7%増、基礎金属・金属加工品が7%増と好調だった。一方、機械・設備が11.8%減、コークス・石油精製品は11.9%減と振るわなかった。