チェコ統計局(CSU)が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.1%の上昇にとどまり、上げ幅は市場予測の0.4%を下回った。インフレ率の低下は2カ月連続。
品目別でみると、アルコール・たばこが4.8%、衣料品・靴が2.9%、娯楽・文化が1.7%、ホテル・レストランが1.3%、教育が1.2%、その他の財・サービスが1.1%、住居・水道・エネルギー・燃料が1%の幅で上昇した一方、医療は7.6%、運輸が5%、食品・非アルコール飲料が1.4%、郵便・通信が0.5%、家具什器・修繕が0.2%の低下となった。
同国の今年のインフレ率は6月の0.8%をピークに、7月は0.5%、8月は0.3%に低下。9月は0.4%の上昇に転じたものの、10月は0.2%に低下した。過去12カ月の平均インフレ率は0.3%。