韓国の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は12月14日、スロバキアの首都ブラチスラバの現地事務所の開所式を行った。これにあわせてスロバキア自動車工業連盟(ZAP)と今後の協力に関する基本合意書(MOU)も締結した。今後は同事務所を通じ、同国に進出する韓国企業の事業活動をサポートする。
開所式にはスロバキアのホバネッツ経済政務次官を始めとする政府関係者やKOTRAのキム会長が出席した。KOTRAではブラチスラバ事務所を通して政府の政策や市況に関する情報を収集し、自国企業に提供していくとしている。
ZAPのホレチェク会長は、スロバキアにおける自動車部品産業のネットワーク強化のためKOTRAの協力に大いに期待していると述べた。同国には起亜自動車、サムソン電子など90以上の韓国企業が進出しており、約2万6,000人を雇用している。
現地のTASR通信によるとスロバキアの輸入額に占める韓国の割合は7.3%で、ドイツ、チェコ、ロシア、中国に次ぐ5位。一方輸出額では0.2%となっている。