バングラデシュの原子力委員会は12月25日、ロシア国営原子力会社ロスアトムと原子力発電所建設プロジェクトの発注契約を交わした。ロイター通信がバングラデシュ政府高官の談話として報じた。投資総額は126億5,000万米ドル。今年初めに着工し、第1原子炉は2022年、第2炉は23年に稼働を開始する計画だ。
科学技術省のカムルル・イスラム・ビヤン報道官によると、建設地は国内中西部のルップールで、新世代の原子炉2基を設置する。発電能力はそれぞれ1,200メガワット。緊急事にも72時間稼働を継続できるシステムを備える。寿命は60年で、20年間延長することが可能という。
投資額の9割はロシアから借り入れる。金利はロンドン銀行間貸出金利LIBOR+1.75%。返済期間は28年で、10年の猶予期間が設けられている。