ウクライナ、15年インフレ率44%

ウクライナ中央銀行のホンタレワ総裁は昨年末、2015年のインフレ率が前年の24.9%から44%に上昇したことを明らかにした。ガス・電力料金の大幅引き上げのほか、通貨フリブナ下落による輸入価格高騰がインフレを加速した。

同国統計局の発表によると、インフレ率は1月の28.5%から4月に60.9%まで急上昇した後、10月に46.4%まで鎮静化したが、11月は46.6%となり上昇に転じた。住居費(家賃、水道、ガス、電力、その他燃料)は前年同月の2倍以上に上昇し、食品価格も4割超値上がりした。

世界銀行は、ウクライナ経済が今後回復に向かうとの観測から、16年のインフレ率は23.4%に改善すると予測している。

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