ハンガリー中央統計局(KSH)が5日発表した2015年9-11月の失業率は6.2%となり、前年同期から1ポイント低下した。これは過去10年間で最低の水準。失業者数は28万4,000人で、3万7,000人減少した。
年齢層別にみると、25~54歳が5.6%、55~64歳の高年齢層が5.3%で、それぞれで前年同期から0.6ポイント、0.7ポイントの幅で改善した。15~24歳の若年層は15.1%で前年同期の19.4%から大きく改善したものの、失業者全体の19%を占めている。平均失業期間は18.8カ月で、失業期間が1年以上にわたる長期失業者は全体の49.7%を占めた。
一方、国家雇用庁が発表した2015年11月末の求職者数は35万1,000人で、前年同月に比べ14.1%減少した。