ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2015年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.9%の上昇となった。物価上昇は3カ月連続で、上げ幅は前月の0.5%を上回った。7分野のうち4分野で上昇し、全体を押し上げた。
品目別ではアルコール飲料・たばこが増税の影響で3.8%の上昇を記録したほか、食料品が2.2%、耐久消費財が1.7%、サービスが1.5%の幅で上昇した。一方、車両用燃料などの製品が2.8%下落したほか、燃料・電力が0.2%、衣料品・靴が0.1%低下した。
価格変動の激しい食品と燃料価格を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は1.4%で、前月から横ばいだった。
2015年通期のCPI上昇率は前年同期比でマイナス0.1%だった。