ハンガリーの自動車専用道からの料金収入が増加している。料金徴収システムを運用する国営企業NUSZが12日に明らかにしたもので、2015年の通行料収入は前年比16%増の2,430億フォリント(7億6,870万ユーロ)に拡大した。
このうち、トラックなど最大積載量が3.5トンを超える輸送用車両を対象とし、利用距離に応じて課金する電子徴収システム(Hu-Go)からの料金収入は1,850億フォリントだった。料金前払い式の利用券(ヴィネット)の販売収入は570億フォリントで、有効期限別では1週間用が全体の47.9%、1年用が21.8%を占めた。また、1年用ヴィネットで通行区間が限定される地域別ヴィネットからの収入はヴィネット収入全体の12.7%だった。
同国では13年7月から従来のヴィネットに加えてHu-Goが導入された。同システムは欧州連合(EU)指令に準拠し、対象車両の利用距離だけでなく車種や対応する環境基準、走行する道路の種別に基づき課金するのを特徴としている。(1HUF=0.41JPY)