ロシア経済開発省が今年の経済成長見通しを従来の0.7%増から0.8%減に下方修正した。1バレル当たり50米ドルを見込んでいた原油価格を40ドルに引き下げた。昨年は推定で3.8%のマイナス成長だった。
ウリュカエフ経済開発相は18日、見直しの理由として、原油価格が年初以来20%近く下落したことを挙げた。ただ、現在の相場は30ドル前後まで下がっており、新しい見通しが現実的かどうかは不透明だ。
同省は、鉱工業生産は微減、投資は5%減を予測。通貨ルーブル安に伴う物価上昇を見込み、実質収入は従来予測の0.7%減から4%減に、失業率は5.8%から6.3%に下方修正された。