航空会社格付け、露の各社は上位20位内に入れず

航空会社の格付けを行うエアライン・レイティングが先ごろ発表した2016年度の安全性ランキングで、ロシアの航空会社はいずれも上位20位内に入らなかった。

同ランキングは安全性、快適性、事故数、機体の状態などの項目に基づき世界407社を評価したもの。ロシアでは最大手アエロフロートを始めロシア航空、ウラル航空、ドナヴィア、オレンブルグ航空の各社が安全性の項目で最高の7点を付けたものの、いずれも快適性の評価が低く、順位を下げた。また、S7及びユテイルは安全性が6点にとどまった。全体では148社が安全性の項目で最高評価の7点を得ている。

ランキングトップは3年連続でオーストラリアのカンタス航空。ほか上位20社には米国のアメリカン航空やユナイテッド航空を含む4社、欧州のルフトハンザ、KLMなど6社、アラブ首長国連邦のエミレーツ航空及びエティハド航空、日本の全日空及び日本航空などが入った。

同ランキングの安全性評価基準には、国際航空運送協会(IATA)の国際運航安全プログラム(IOSA)の認証を受けているか否かなどの項目が含まれる。なお、ロシア製の機体のみを使用している場合には減点の対象となる。

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