ハンガリー、モンゴルとの関係拡大

ハンガリーのオルバン首相は25日、訪問先のモンゴルで同国のチメド・サイハンビレグ首相と会談し、農業、鉱工業、インフラ整備、エネルギー資源など幅広い分野で提携することで合意した。訪問を機に結ばれた両国企業間の契約は総額4,000万米ドルに上る。ハンガリー輸出入銀行とモンゴル開発銀行も同日、投資条件の改善に向けた提携の意向書を交わした。

今回結ばれた契約には、モンゴルの動物用ワクチン工場の近代化が含まれる。同工場は数十年前にハンガリー企業が建設したもので、ハンガリー輸出入銀行は近代化プロジェクトに対し、2,500万米ドルの融資枠を設定した。

ハンガリー外務省では、モンゴルとの提携分野として食品加工、農業、エンジニアリング、自動車製造、都市開発、水資源・廃棄物管理、建設、再生可能エネルギー、環境保護を有望視している。一方モンゴルは、国内の鉱物資源をハンガリーの技術力を借りて開発したい意向を示した。

両国は互いに目覚ましい経済発展を遂げたことを確認するとともに、体制転換で停滞した外交関係を温めなおす方針だ。

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