シーメンス、チェコ工場にインダストリー4.0を導入

独電機大手シーメンスのカエザー最高経営責任者(CEO)は18日、チェコにある同社の各工場を段階的にインダストリー4.0(I4.0)に対応させていく考えを明らかにした。電気モーターを生産する西部のモヘルニツェ工場を皮切りに、順次I4.0の新技術を導入する予定だ。

カエザーCEOはまた、プラハ技術大学の情報・ロボット工学・サイバネティクス研究所と共同でI4.0のテスト施設を開設する考えを明らかにした。

シーメンスは既にドイツのアンベルク工場などでI4.0を積極的に導入、モデル工場として運用している。チェコのソボトカ首相も先ごろ同工場を訪問した。

シーメンスのチェコ法人幹部のパリーシェク氏は「チェコがI4.0でドイツと歩調を合わせることは、チェコの生産者のメリットとなる」と述べた。

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