独自動車大手のダイムラーは3月22日、ハンガリー中部ケチケメートのメルセデス工場で技術開発および生産能力の増強に2億5,000万ユーロを追加投資すると発表した。コンパクトクラスの乗用車の需要拡大に対応するもので、2018年までのプロジェクト完了を見込む。
追加投資を通じ、主に中国と米国でのコンパクトクラスの需要拡大に対応する。最新設備を導入した新工場棟を建設し、次世代モデルの車体製造を行う。また、生産体制の効率化も図る。同工場への総投資額は今回分を合わせて13億ユーロ超に上る。
ケチケメート工場は2012年3月に開所し、「Bクラス」の生産で操業を開始した。同モデルと基本構造を共有する「CLAクーペ」および「CLAシューティングブレーク」の唯一の生産拠点でもある。同工場の通算生産台数は今年2月、50万台を突破した。