シュコダ自、上海汽車と提携で基本合意

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は3月30日、中国での年間販売台数を昨年の28万1,700台から2020年までに倍増させる方針を明らかにした。その実現に向け、VWおよび中国・上海汽車と提携趣意書に調印した。

3社は、先端技術の開発とシュコダ車のモデルラインアップの拡充で総額20億ユーロ相当を投資することで合意した。VWと上海汽車の合弁会社にシュコダが出資することも視野に入れている。技術開発では、電気自動車(EV)やデジタル化が中心課題となる。

シュコダによると、中国ではSUV(スポーツ多目的車)人気を追い風に、「イェティ」の販売が急拡大している。今月末の北京モーターショーで展示する新SUV「ビジョンS」のほか、中国市場向けのクロスオーバーSUVを投入することで販売増を狙う。

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