トルコとイラン、経済提携の強化で合意

トルコのダウトオール首相は15日、アンカラでイランのロウハニ大統領と会談し、金融などの分野における経済提携を進めていくことで合意した。貿易や相互投資の活性化でも意見が一致したもようだ。

イランは原子力計画をめぐる国連制裁が解除された後も、対外取引が停滞していることに不満を抱いている。米国が人権侵害を理由に実施している対イラン制裁が未だに有効で、米ドル決済が難しいためだ。トルコとの提携で金融を優先分野の一つと挙げた背景には、このような事情があるとみられる。

なお、貿易高拡大について両国は、ダウトオール首相の3月のイラン訪問時に、2年以内に貿易高を300億米ドルへ3倍化する方針を明らかにしている。

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