独ダイムラー、ポーランドの大手バス事業者に63台を納入

独ダイムラーは15日、ポーランドの大手バス運行会社RAFトランスに先月、バス63台を納入したと発表した。安全性・居住性に優れた観光バスモデルで、RAFトランスの高価格帯ツアー部門に投入される見通しだ。

ダイムラーによると、納入されたのは、メルセデス・ベンツ「ツーリスモ」60台と、セトラ「コンフォートクラス500」3台。「ツーリスモ」は欧州排ガス基準「ユーロ6」に対応するエンジンのほか、自動緊急ブレーキ(AEBS)、車線維持システム(SPA)を搭載する。座席は座り心地の良い「トラベル・スター」で、2点式シートベルトを装備。窓にカラーガラスを採用するとともに高性能のエアコンを装備することで快適な環境を実現する。さらに、乗客サービスに向け、オーディオビジュアル(AV)機器、車内キッチン、トイレも完備している。

「コンフォートクラス」は、全長12.3メートル、49人乗りの「S 515 HD」が2台、全長14.9メートル、60人乗りの「S 519 HD」が1代、納入された。一定速度で走行するとともに前を走る車両との距離を一定に保つアダブティブ・クルーズ・コントロール(ART)、自動緊急ブレーキ(ABA3)、集中力維持アシスト(ATAS)などの機能を搭載する。

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