トルコ財閥のコチ・ホールディングと米伊系自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のトルコ合弁会社トファシュ(Tofas)は12日、北西部のブルサ工場でフィアットのコンパクトモデル「エーゲ」のハッチバックモデルの生産を開始した。昨年のセダンの生産開始に続くもので、今後はステーションワゴンを追加する。
生産開始を記念する式典に出席したコチ・ホールディングのコチ最高経営責任者(CEO)は、「エーゲ」シリーズの生産台数を2023年までに130万台まで増やし、欧州、中東、アフリカの40カ国以上に100億ドル分を輸出することを目指すと述べた。
トファシュはトルコで唯一乗用車と軽商用車を生産する自動車メーカー。フィアットのほか、プジョー、シトロエン、オペルなどの車両生産を手掛け、約6,500人を雇用する。