チェコとポーランド、輸出の見通し明るく=仏コファス

フランスの信用保険会社コファスが新興国34カ国の輸出見通しに関して行った調査で、近く好転が見込まれる4カ国にチェコとポーランドが入った。価格競争力、企業債務、政治的リスクのいずれでも強さを示しているという。ほかにはチリとタイの名が挙がった。

これら4カ国は世界総生産の2%以下を占めるにすぎないが、◇工業化が比較的進んでいる◇高所得国に脱皮しつつある(「中所得国のわな」にはまっていない)◇景気が深刻な新興諸国への輸出比率が小さい――といった共通点がある。

また、◇インフレ圧力が小さい◇国家債務が少ない(チェコ)あるいは比較的小さい(ポーランド)◇経常赤字が小さい――という点もプラスだ。ただ、ポーランドは、小さいながらも政治的・社会的リスクが指摘されている。

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