ドイツの金属加工大手オットー・フックス(Otto Fuchs)が、ハンガリー北西部タタバーニャの工場を拡張する。自動車用アルミホイールの生産能力拡大が目的で、128億フォリント(約4,130万ユーロ)を投じて年産能力を2倍に引き上げる。投資額のうち12億フォリントを政府の助成で賄う。同国のシーヤールト外務貿易相が19日明らかにした。
フックスは1995年にタタバーニャで米企業との合弁会社を設立し、2010年に完全子会社化した。同工場ではサイズが18インチまでのアルミホイールを生産し、アウディ、メルセデス、BMWに供給している。生産ライン増設により、現在100万本の年産能力を今年末までに200万本に引き上げる計画だ。従業員数は現在380人で、新たに180人増員する。
同社は年間売上高7,000万ユーロを目標に掲げる。2014年は売上高が4,380万ユーロ、純利益が517万ユーロだった。(1HUF=0.40JPY)