独自動車部品製造IGバウアーヒン(Bauerhin)のセルビア子会社であるIGBオートモティブ・コンプは4月27日、ベオグラード近郊のインジヤ工場で新生産棟の起工式を行った。投資額は450万ユーロ。2017年9月下旬に完成予定で、510人の雇用を創出する。
起工式には同国のヴチッチ首相とディットマン在セルビア独大使も出席した。新生産棟の施設面積は7,000平方メートルで、シートヒーター、ステアリングヒーター、シート着座センサーを製造する計画だ。
IGバウアーヒンは2007年、ベオグラードから北西約30キロ―メートルに位置するインジヤにセルビア子会社を設立し、自動車用シートヒーターの生産を開始した。IGBオートモティブ・コンプはヒーターのほか、ヒーター用ケーブル、電子制御装置など年間合わせて1,600万部品超を生産し、フォルクスワーゲン(VW)、BMW、メルセデス、オペル、日産などに供給している。現在、従業員数は1,500人超で、地域では最大規模。